利益8倍の爆発力!ベトナムの夢を乗せて世界の空へ飛び立つLCC「ベトジェット(VJC)」

銘柄紹介

まあ、レット! あの飛行機雲を見て。なんて力強いのかしら。まるで、タラの生命力そのものね。

やれやれ。ロマンチックなことだ。だがスカーレット、あれはただの雲じゃない。「金のなる木」が空を飛んでいるのさ。君は聞いたことがないかい? かつて「ビキニ姿の客室乗務員」で世界を驚かせた航空会社の噂を。

ビキニですって!? まあ、なんて破廉恥な! でも……少しだけ、興味深いわね。

その会社の名は、ベトジェットエア。東の果て、ベトナムで猛烈に成長している航空会社さ。ただの色物じゃない。今や国内の空の約4割を支配し、国営企業すら凌駕する「空の巨人」になりつつある。

ベトナム……。「巨人」ですって? 私、その響きが好きだわ。タラを再建するためには、力強い味方が必要なのよ。ねえレット、その会社、私たちに莫大な富をもたらしてくれるかもしれないんじゃない?

フフ、君の嗅覚はさすがだな。だが、投資は甘くない。華やかさの裏にある、冷徹な「数字」と「理屈」を見極めなければ、足元をすくわれるぞ。

望むところよ! その数字とやらを教えなさい! タラのために、私はどんなことだって学ぶ覚悟よ!早く服を着て教えてちょうだい!

ベトジェットエアの銘柄基本情報

まずは感情を排して、その「空の巨人」の客観的なデータを押さえておこう。

※数値は2026年2月13日時点のデータに基づきます。

項目内容参照リンク(外部サイト)
正式社名Vietjet Aviation Joint Stock Company(ベトジェット・アビエーション)公式サイト(IR情報)
ティッカーVJC (ホーチミン証券取引所 HOSE に上場)HOSE(ホーチミン証券取引所)
主要業種運輸・物流業(空運)、航空関連サービス
時価総額約100兆1,006億ドンVietstock Finance
市場での地位ベトナムを代表する大型株30銘柄(VN30指数)の構成銘柄。国内線市場シェア約45%を握る民間最大手LCC。MEKONG ASEAN

空飛ぶドル箱!? 日本の会社でたとえると?

VJC……ベトジェット・アビエーション……。名前は覚えたわ。でも、日本で言ったら、どんな会社なの? イメージが湧かないわ。

そうだな。君にも分かりやすく言うなら……。「ピーチ・アビエーションのような気軽なLCC(格安航空会社)のスタイルを持ちながら、ANA(全日空)並みの圧倒的な国内シェアを握っている会社」、とでも言えばいいかな。

まあ! 安くて人気があって、しかも市場を支配しているですって? それって最強じゃないの!

その通り。だが、日本のLCCと決定的に違うのは、彼らがどの大手航空会社の傘下にも属さない、完全な「独立系」の民間企業だという点だ。誰の顔色も伺わず、アグレッシブに利益を追求できる。そこが彼らの強みであり、面白さでもあるのさ。

ただ運ぶだけじゃない! 概況とビジネスモデル

でも、LCCってことは、運賃を安くしているんでしょう? どうやってそんなに儲けているの? まさか、「安かろう悪かろう」で、お客様をぎゅう詰めにしているんじゃないでしょうね?

クックック。君は本当に商売の才能があるかもしれないな。いい質問だ。彼らはただ「ケチ」なわけじゃない。「賢い」んだよ。彼らには、航空券の売り上げ以外にも、強力な「二つの財布」がある。

二つの財布?

一つ目は、付帯サービス収入(アンシラリー収入)だ。機内食、受託手荷物、優先搭乗、機内での免税品販売……。フライトに関わるあらゆるサービスで、彼らはしっかりと追加料金を徴収する。これが収益の大きな柱になっているんだ。

まあ、したたかね! 必要な人だけがお金を払う仕組みね。タラの綿花だって、種から油を絞ったり、余すことなく使うのが経営の基本よ。似ているわ。

そしてもう一つ、これが彼らの真骨頂なのだが……彼らは「飛行機を飛ばさずに」稼ぐ金融テクニックを持っている。

えっ? 飛行機なのに、飛ばさないで稼ぐ? どういう魔法よ?

セール・アンド・リースバック」という手法さ。簡単に言えば、メーカーから新品の飛行機を大量発注して安く買い付け、それを納入後すぐにリース会社に高値で売却する。そして、その機体を改めてリース会社から借りて運航するんだ。

ちょっと待って。買って、すぐ売って、また借りる? 何のためにそんな面倒なことを?

売却した時に、巨額の「売却益」が手に入るからさ。彼らは飛行機を単なる運航手段としてだけでなく、金融商品のように扱ってキャピタルゲインを得ている。まるで錬金術師のようにね。これが、他の航空会社とは一線を画す彼らのビジネスモデルなのさ。

人気者は高くつく? 値動きと投資指標

もうすっかりベトジェットの虜よ! で、その株は今、お買い得なの? すぐに買えば、明日にでも大金持ちになれるかしら?

やれやれ、君のその短絡的なところは相変わらずだな。落ち着いて、数字を見るんだ。まず、業績だが、コロナ禍のどん底から見事なV字回復を遂げている。

  • ベトナム政府ポータル(Chinhphu.vn)は、ベトジェットの2025年上半期の連結税引前利益が前年同期比で65%増という飛躍的な成長を遂げたと報じた(出典)。
  • 航空業界の権威ある「ワールド・トラベル・アワード」において、ベトジェットは3年連続で「アジアの主要航空会社 – 顧客体験賞 2025」を受賞した。ビジネスクラス導入などの高付加価値戦略が、ブランド力の向上に結びついた(出典)。
  • 2024年の通期決算において、同社は過去最高の売上高を記録しただけでなく、純利益は前年比697%増(約8倍)という、記録的な急成長を遂げた(出典)。

ほら! やっぱり絶好調じゃないの!

だがね、投資の世界には「PER(株価収益率)」という、株価が割安か割高かを測る物差しがある。プロのアナリストたちの分析によると、現在のベトジェットの株価は、来年や再来年の予想利益に基づいても、市場の平均と比べてかなり「割高(プレミアムが乗っている)」な水準にあるんだ。

割高……ってことは、高すぎるってこと? じゃあ、買ったら損をするの?

そう単純な話ではないさ。「割高」というのは、それだけ多くの投資家が「今の利益はまだ序の口だ。将来はもっともっと稼ぐはずだ」と強く期待して、高い値段でも買いたがっている証拠でもある。いわば「人気のバロメーター」が振り切れている状態だ。人気スターのドレスが高値で取引されるようなものさ。

ベトナムの社会変化と今後の成長ストーリー

でも、どうしてそんなに皆が期待しているの? 割高でも買いたいと思うだけの「根拠」が何かあるの?

いい質問だ。根拠はある。スカーレット、想像してごらん。かつてのアメリカがそうだったように、国全体が熱気に包まれ、人々が豊かになり始めている姿を。

具体的には?

第一に、圧倒的な需要の爆発だ。ベトナムでは中間層が急増し、これまでバスで何時間もかけて移動していた人々が、初めて飛行機に乗って旅行に出かけようとしている。

第二に、インフラの追い風だ。現在、ホーチミン市の近くに巨大な「ロンタイン新国際空港」を建設中で、2026年の開港を目指している(出典)。これが完成すれば、発着枠の制限が緩和され、ベトジェットはさらに多くの飛行機を飛ばせるようになる。

そして第三に、彼ら自身の野心的な拡大計画だ。現在約100機の機材を、数年以内に倍増させる計画を持っている(出典)。国内だけでなく、インドやオーストラリアなど、儲かる国際線へどんどん進出しているのさ。

素晴らしいわ! 人々が豊かになり、新しい空港ができ、会社もやる気満々……。すべての条件が揃っているのね。まるで、タラの綿花が世界中に輸出されていく黄金時代を見ているようだわ!

燃料費高騰とドン安がネック? リスク要因

おっと、興奮しすぎるなよ、スカーレット。どんなに晴れた日でも、嵐の種は潜んでいるものだ。賢い投資家は、常に最悪の事態も想定しておく。

えっ? 何よ、水を差さないでちょうだい。

まず、競争の激化だ。国営のベトナム航空も黙ってはいないし、機材不足が解消されれば、再び激しい運賃の値下げ競争が始まり、利益が削られるかもしれない。

むむっ……。ライバルね。

それに、航空会社にとって最大のコストである燃料費と為替だ。原油価格が高騰すれば、それだけで経営を圧迫する。さらに、機体のリース料などは米ドル建てで支払うことが多いから、ベトナムの通貨(ドン)が安くなれば(ドン安・ドル高)、それもコスト増の深刻な要因になる。

……そうね。綿花栽培だって、干ばつや害虫の被害に遭うことがあるもの。絶対安全な賭けなんてないのね。

明日は明日の株が来る!

どうだい、スカーレット。数字とリスクを聞いて、怖気づいたかい? 堅実にいくなら、もっと安全な道もあるはずだ。今の株価は、期待がたっぷり乗った「高値」かもしれないぞ。

……いいえ。怖気づいてなんていないわ。タラを守るためなら、私はこれまでだってどんな困難にも立ち向かってきたわ。嵐が来たら、耐えればいい。競争相手が現れたら、もっと賢く戦えばいい。この会社には、国全体の成長という強烈な追い風と、それを掴み取るしたたかな戦略がある。その可能性に賭けないで、何が実業家よ! 私はやるわ、レット。このベトジェットという荒馬を乗りこなして、タラをもっと豊かにしてみせる!

ハハハ! そうこなくてはな。君のその向こう見ずな情熱、嫌いじゃないぜ。いいだろう。君がその荒馬に乗るというなら、私も付き合おうじゃないか。

ええ、そうよ! 失敗したって構わない。だって……明日は明日の風が吹く、いえ、明日は明日の株が来るんですもの!

ベトナム株に関心のある皆さまへ

スカーレットのように、「現在の株価が割高であるリスクを承知の上で、ベトナムという国の爆発的な成長ストーリーとそのインフラを担う企業の未来に賭けてみたい!」というアグレッシブな成長株投資家にとって、ベトジェットエア(VJC)は非常に刺激的な選択肢となるでしょう。逆に、安定した配当や割安性を重視する「堅実派」の方は、少し様子を見た方が良いかもしれません。

これから株取引を検討中の方で、スカーレットと共にベトナムの熱気を感じ、投資への第一歩を踏み出したくなったら、ネット証券最大手のSBI証券を覗いてみてください。ベトジェットエアをはじめとして、ベトナムや、東南アジア株式の取り扱いに強いネット証券となります。

当ブログは、各企業の公式IR資料やベトナム現地の主要報道に基づき、情報提供および独自の考察を行うものであり、特定の銘柄への投資勧誘を目的としていません。記事制作には万全を期しておりますが、内容の正確性・完全性を保証するものではなく、投資にはリスクが伴います。最終的な投資判断は必ずご自身の責任(自己責任原則)において行い、結果について当方は一切の責任を負いません。

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